ウッドデッキの費用:天然木と人工木の違い

2026年9月28日 確認そとどこ編集部

ウッドデッキの費用は、材料と大きさで大きく変わります。人工木の既製品では、工事費込み・税込で7万円台からの価格を出している外構会社があります。LIXILの参考価格では、間口2間×出幅6尺で30万円台からです。天然木のハードウッドでは、1㎡あたり5万〜6.5万円という例があります。材料ごとの手入れの違いや、税金・手続きの扱いとあわせてまとめました。

ウッドデッキの費用の例と1坪あたりの目安

そとどこの掲載店では、パートナーホーム(名古屋市)がウッドデッキの参考工事価格を公開しています。あわせて、メーカーの参考価格と、工事費込みの価格を出している外構会社の例を並べました。「部材の価格」は商品だけの値段で、組み立てと取り付けの費用は別にかかります。

商品・内容大きさ価格税・工事費出典
ウッドデッキ(外構リフォームの参考工事価格) 記載なし 30,000円〜 税込・税別の記載なし パートナーホーム(名古屋市)
YKK AP リウッドデッキ S 間口1,849×奥行920×高さ200mm 93,200円 部材の価格。消費税・搬入費・組立施工費は別 YKK AP
YKK AP リウッドデッキ S EG 間口1,849×奥行920×高さ200mm 103,700円 部材の価格。消費税・搬入費・組立施工費は別 YKK AP
LIXIL 樹ら楽ステージ プレーンタイプ 間口2.0間×出幅6尺(幕板B・標準束柱) 316,340円〜 参考価格。税・工事費の扱いはページに記載なし LIXIL
LIXIL 樹ら楽ステージ 木彫タイプ 間口2.0間×出幅6尺(幕板・標準束柱) 363,540円〜 参考価格。税・工事費の扱いはページに記載なし LIXIL
YKK AP リウッドデッキS 記載なし 74,600円〜 税込・工事費込み(概算) ガーデンプラス
LIXIL 樹ら楽 プレーンタイプ 記載なし 141,000円〜 税込・工事費込み(概算) ガーデンプラス
LIXIL 樹ら楽 木彫タイプ 記載なし 157,200円〜 税込・工事費込み(概算) ガーデンプラス

広さあたりの目安では、木材保護の会社(大日本木材防腐)が次の金額を示しています。1坪(約3.3㎡)あたりの金額は、1㎡あたりの金額に3.3を掛けて編集部が計算したものです。

材料1㎡あたり1坪あたり(計算)内訳
天然木(ハードウッド)5万〜6.5万円約16.5万〜21.5万円材料費1.5万〜3万円+施工費約3.5万円
人工木3万〜7.5万円約9.9万〜24.8万円内訳の記載なし

出典:パートナーホーム 公式サイト、YKK AP「こだわりのデッキ空間を演出する『リウッドデッキ』リニューアル発売」、LIXIL「樹ら楽ステージ」、ガーデンプラス「ウッドデッキ お見積りシミュレーション」、mock re:(大日本木材防腐)「ウッドデッキの費用&価格はいくら?」(2022年6月30日の記事)(いずれも2026年9月28日確認)。実際の金額は、大きさ、高さ、敷地の状態で変わります。

ウッドデッキの人工木と天然木の違い

ウッドデッキの材料は、大きく人工木(樹脂木)と天然木に分かれます。天然木は、硬くて重いハードウッドと、軽くて加工しやすいソフトウッドに分かれます。上の費用の表に載せた既製品は、すべて人工木です。

項目人工木(樹脂木)天然木
材料木粉と樹脂を混ぜて作った材料。YKK APのリウッドは木粉とポリプロピレン、LIXILの樹ら楽ステージは樹脂に天然木粉を50%配合ハードウッド:ウリン、セランガンバツ、イタウバ、イペなど。ソフトウッド:杉、ひのき、SPF、レッドシダーなど
見た目木目柄を再現した商品や、色の種類が多い商品がある木そのものの木目と色
手入れ定期的な塗装は不要。土汚れは水洗い、表面のキズはサンドペーパーで補修できる(LIXIL)木材保護塗料の塗り替えが必要(下の節)。ハードウッドも1年に1度の手入れが必要とする材木会社がある
腐れ・シロアリ・ささくれ湿気で腐らず、シロアリの食害の心配もなく、干割れやささくれもない(LIXIL)YKK APは、再生木のほうが天然木より耐候性・耐腐朽性が高く、ささくれの心配もないと説明
夏の表面温度日差しが強いときに裸足で歩くと、やけどをするおそれがある(LIXIL)。温度の上がりを抑える顔料を使う商品もある素材ごとの温度を比べたメーカーの数値は、確認できませんでした
費用(1㎡あたり)3万〜7.5万円ハードウッドで5万〜6.5万円(ソフトウッドの金額は記載なし)

札幌の掲載店では、エクステリア激安館(札幌市東区)がLIXILの樹ら楽ステージとタカショーのエバーエコウッドを扱っています。エスコ(札幌市西区)は、天然木のセランガンバツを使ったデッキと人工木のデッキを紹介しています。

出典:YKK AP「リウッドデッキ S EG/S」、LIXIL「樹ら楽 特長」、LIXIL「樹脂製ウッドデッキはメンテナンスなしで大丈夫?」、エクステリア激安館「LIXIL 樹ら楽ステージ」、エクステリア激安館「デッキ」、エスコ「ウッドデッキ」、mock re:(大日本木材防腐)(いずれも2026年9月28日確認)。

ウッドデッキで後悔しやすい点:塗装の手間と夏の熱さ

  • 天然木は塗り替えが続く:木材保護塗料「キシラデコール」の公式サイトは、再塗装の目安を「1回目の塗替えは2〜3年後、以後は5年」としています。早めに塗り替えるほど木材が長持ちするとも説明しています。
  • 塗料は床に使えるものを選ぶ:同じサイトは、キシラデコールコンゾランを床面やウッドデッキに塗ることを勧めていません。塗膜がべとつく感じが残るためです。
  • 人工木も夏は熱くなる:LIXILは、日差しが強い日中に裸足でデッキを歩くと、やけどのおそれがあると注意しています。LIXILは、熱さを抑えた「デッキDC」という商品も出しています。
  • デッキの下と周り:地面の雑草対策は、防草シート・砂利・人工芝の費用にまとめています。
  • 人工木も伸び縮みする:LIXILは、温度差によって、使うのに差し支えのない範囲で多少の伸縮や反りが出ると説明しています。

出典:キシラデコール「メンテナンス時期と塗料選定」、キシラデコール「よくあるお問い合わせ(使用方法について)」、LIXIL「樹ら楽 特長」、LIXIL「デッキの『熱さ』が気になる方は、新素材のデッキDC」(ヒント006)(いずれも2026年9月28日確認)。

ウッドデッキの固定資産税と建築確認

福岡市は、柱または壁と屋根があるものは、建築基準法で原則として建築物になると案内しています。屋根のないウッドデッキには、この「屋根」がありません。一方、デッキの上にテラス屋根を付けると、柱と屋根がそろいます。この場合は、カーポートと同じく建築確認の決まりを確かめる必要があります。

  • 建築確認:防火地域・準防火地域では広さにかかわらず、それ以外の地域でも10㎡を超える増築なら確認申請が必要です(福岡市)。床面積は屋根の先端まで含めて測ります。
  • 固定資産税:札幌市は、家屋を「屋根と壁などにより独立して風雨をしのげる一定の空間があり、土地に定着した建造物」などと説明しています。屋根も壁もないウッドデッキには、この空間がありません。
  • 屋根と壁で囲う場合:テラス囲いやガーデンルームのように屋根と壁で囲うと、この説明にあたるかどうかが問題になります。付ける前に、区の市税事務所に確認すると安心です。
  • 事業に使う場合:仙台市は、家屋にあたらなくても、事業用なら償却資産として課税される場合があるとしています。

10㎡の基準や建ぺい率の考え方は、カーポートの建築確認と固定資産税でくわしく説明しています。

出典:福岡市「プレハブ物置・カーポートを販売されている事業者様へ ご注意ください!!」(PDF)、札幌市「家屋の固定資産税・都市計画税」、仙台市FAQ「車庫、物置、倉庫等には課税されますか。」(いずれも2026年9月28日確認)。

札幌など雪の多い地域での注意

  • 地面が凍る深さ:札幌市は、凍結深度(冬に地面が凍る深さ)を60cmを標準としています。場所の気温や地質、地下水位で変わるとも説明しています。デッキの柱を支える基礎をどう作るかは、施工会社に聞いておくと安心です。
  • 屋根を付けるなら雪の重さ:札幌市の建築確認の手引きは、垂直積雪量を1.4m(南区の定山渓など一部の地域は1.9m)としています。LIXILのテラス屋根「テラスVS」の耐積雪は30cm・50cm・100cmの3タイプです。屋根を付けるなら、耐積雪と雪下ろしの方法を施工会社と決めておきます。

出典:札幌市「Q&A/よくある質問と回答」5-2、札幌市「建築確認申請の手引き」p2-97(PDF)、LIXIL「雨よけとしてだけじゃない。ウッドデッキに屋根があると、もっと生活が快適に」(いずれも2026年9月28日確認)。

ウッドデッキは、ほかの外構工事と一緒に頼むこともできます。全体の費用は外構工事の費用の目安に、見積書の見方は外構工事の相見積もりの取り方と比べ方にまとめています。見積りでは、デッキの大きさと高さ、束柱や幕板の有無、撤去や処分の費用が入っているかを確かめます。